こんにちは。息子小学4年生のサッカー少年。スポ少に入って4年が経ちます。本人が楽しく通えていることが何よりです。スポ少と言えば、よく聞かれるのがトラブルについて。集団していない親から、トラブルが怖くて子どもをスポ少に入れることを躊躇していると相談されました。
そこで、スポ少に入って感じたよくあるトラブル、それがが増えてしまう理由を個人的な意見ですがまとめてみたいと思います。
スポ少とは
スポ少とは、学校のクラブ活動とは別に地域の住民による子どものスポーツ活動を支援する団体です。複数の学校から子ども達が集まって、保護者が運営し、スポーツ以外にも地域の行事に参加したりする特徴があります。
なので保護者の関わりがとっても重要なのです。
保護者から見たメリット・デメリット
メリット
- 部費が安い
- 子どものスポーツに一緒に関わることができる
- ママ友・パパ友と仲良くなり、絆が深まる
デメリット
- 手伝いが忙しい
- 保護者同士の付き合いが大変
- 専門的な指導ではない(親コーチ)
スポ少の性質を理解しないまま、「月謝が安い習い事」の感覚で入部してしまうと、デメリットの方が大きく感じられ、辛くなってしまうと思います。
他の習い事に比べると部費は比較的安いところがほとんど。息子のスポ少は月2500円。保険などは別途です。
スポーツをやっていた親なら、預けるだけでなくて一緒に自主練に付き合ったりするのも楽しみのひとつです。そして学校の中の親の関わりより濃い関係になりやすく、子どものスポーツを通してチームの保護者同士で一体感や絆が生まれ、楽しく感じられると思います。
スポ少トラブル
よくあるトラブルとして、次の3つがあげられます。
- 保護者とコーチの考え方の違い
-
スポ少のスポーツに対する保護者の温度差
- 保護者の生活環境の違い
1.保護者とコーチの考え方の違い
よく聞くのが、コーチの指導の仕方に保護者が不満を持っているというトラブルです。
例えば、保護者がサッカー経験者の場合、
コーチの教え方は、古いんだよ
試合に出す子の選定基準がおかしい
他にも、「基礎練習をもっとした方がいい」「うちの子はこのポジションにむいていない」などなど、コーチの指導に口を出してしまう保護者がいます。サッカーをよく理解しているがゆえ、助言をしているつもりのようです。
どんなチームに仕上げるか、目指していくかコーチによって異なるのは当然です。コーチはコーチなりにチームの為にベストな指導法をしているということです。
私が思うのは、コーチの指導法に不満があるのなら、不満のない指導者がいるスポ少を選んだ方がいいと思います。
多くのスポ少では、そのスポーツに興味が持てるか、やっていけそうか見定める目的で体験会など、お試しで体験できる機会があります。その時に保護者は、コーチの指導法や方針を見極めることをおすすめします。
2.スポ少のスポーツに対する保護者の温度差
保護者の温度差というのは、
・子どもを一流の選手に育てたい保護者
・運動不足解消の為に入部させた保護者
この温度差が保護者同士のトラブルに発展する原因になっていると思います。コーチの指導法への不満の声が出るのも、この保護者同士の温度差に起因しているのかも。。。
どちらが間違っているなどはありません。ただ、保護者のスポ少に対する思い入れの違いにより、親の貢献度にも差が出てしまうので、「あの子の親、あんまり手伝わないよね」など保護者感で言われてしまうこともあるようです。
スポ少はほぼボランティアで教えてくれているコーチや保護者の協力のもとで成り立っているという事を忘れてはいけません。試合のスケジュール調整や練習場所の予約、各種保険の手続きなど、たくさんの仕事をチーム内の誰かがやってくれているのです。
子どもがやりたいからやらせているけど、私は興味ないのよ。
では通用しないのです。
息子の通っているスポ少は、高学年の保護者が中心になり、運営を行っています。低学年に時は高学年の保護者が運営に携わってくれて、練習試合を組んだり、大会に出場させてもらったので、私たちが今度は後輩にやってあげる番だという意識があります。
そして同学年同士、協力して進めようとする意識が学年が上がるにつれて保護者も思うようになってきています。
3.保護者の生活環境の違い
でも、スポ少の保護者の中には、仕事や介護、小さい子のお世話などさまざまな事情により、協力できないと言う人もいるので、どうしても仕事量などが偏ってしまい、トラブルに発展しているスポ少も多いようです。
このさまざまな事情の捉え方は、スポ少内の保護者で価値観によって違ってきます。
「それなら、出来る人で仕事をまわそう」と考える人もいれば、「ずるい。仕事をしたくない言い訳」と考える人も出てきます。これはなかなかまとまらないのです。。。
私は、「出来る人達でできることをみんなでやりましょう」というスタンスでおります。子どもたちがスムーズにスポーツができる環境づくりがそもそもの目的です。誰がどれだけ仕事をしているとか、子ども達にとってはどうでもいい話ですよね。
誰もが納得できるチーム作りって無理だと思う
地域や学校も違う家庭環境も本当にさまざま。いろんな人達が集まっているスポ少で、誰もが納得できるチームをつくると言うのは不可能だと思います。
人数も多ければなおさら。スポ少でのトラブルはなくなることはないだろうと思います。でもトラブルを減らすという事はできると思っています。
トラブルを減らすには?
トラブルをなくすことはとっても困難です。というか無理です。ですが、減らす為にできる事はあります。
- 内輪だけで言いたい事を言うのではなく、チーム全体に言うべし。
- 保護者会の代表を全体を見渡すことができる人を選ぶべし。
こそこそチームの一部の人たちだけで言っているのではなく、きちんとチーム全体に意見を通すことがトラブルを減らす為にできることだと思います。
コーチへの不満があるのなら、保護者同士でこそこそ文句言わずに、保護者会などで提案して、意見を取りまとめて、コーチに伝えればいいと思います。
あちこちで言いたい事をこそこそ言っているからトラブルに発展するのだと思うのです。
保護者会の代表は、さまざまな事情がある保護者達をまとめる重要な役目を担ってくれる人。そしてこれから決めるのであれば、仲の良い保護者だけでワイワイやるような人を選任しなければいいのです。
息子のスポ少では、キャプテンの親が会長職をやるという暗黙の了解があるのですが、親の背中を見て育ったからか、歴代キャプテンの親ってみんな、視野が広い人が多かったです。
トラブルに巻き込まれない為に私が気を付けている事
スポ少では、トラブルになる要因があちこちに潜んでいるのです。訳も分からずいつの間にかトラブルに巻き込まれていたという事もあります。
スポ少はコーチ・保護者の協力のもと成り立っていることを理解しておく
- 自分のできる範囲でできる事を協力する
- 子どもが楽しく通えることを優先に考える
- 陰でこそこそ言うのではなく、保護者会で、意見を言って保護者同士で共有する
- 保護者代表の選任は重要
- それでもトラブルを起こすような保護者に対してはスルーや適度な距離感を保てるようにする
我が家はこのほかに、なるべくお父さんに積極的に参加してもらうようにしています。
私見ですが、女性はやはり嫉妬や妬みが多いと感じています。男性同士だと、そういう嫉妬や妬みなど一切なく、裏表なくお父さん同士で話をしているようで、トラブルに巻き込まれにくいと感じています。
そして男性の方が、何かと動きやすい。うちは下に娘がおりますので、大会に行っても娘のお世話であまり活動に関われなかったりするし、お母さんたちの話にもサラッとしか話せない事が多々あります。
まとめ
スポ少って本当に独特で、戸惑う事もあります。でも一番大切なのは、子ども達が楽しくスポーツに関わる環境をつくってあげることだと思います。
実際、何年も所属していると、我が子だけではなく、仲間のみんながとってもかわいく、成長を見守ることがとても楽しみになってきます。
たとえ息子が出ていなくても、チームを心から応援するようになりました。保護者のみんなが、子ども達を一番に考えることができたらトラブルが減っていくのかなぁと思います。
そんな親の姿も子ども達は見ていることを忘れずに関わっていけたらいいですね。
小学生のスポ少は、子どもと関われるチャンスです。思春期などもあるので、中学生になるとその関わりも小学生ほど深くは関われないと聞きました。子どもと一緒の時間を楽しみたいと思います。
それでは。また。RUUママでした。