ままらいふ

ママになって子育てで感じたことや、主婦目線の日常の知恵などを発信していくママブログ

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試合前の緊張。親は何て声をかける?

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こんにちは。昨日は息子のフットサルの大会でした。家族で応援に行ってきました。どんな試合でも、母は見ているだけなのに、ハラハラして手に汗をかいて、試合終了の時はもうベトベトです。。。緊張していた様子の息子。こんな時どんな声掛けをしてあげたらいいのかなぁと悩みママ友に教えてもらいました。

 おれ、緊張してる

試合の前に、息子に言われました。実は緊張していると。。。

えーーーっ!息子でも緊張するのかとびっくりしたのと、母はどんな言葉をかけたらいいのか、ない脳みそを思いっきりフル回転させて頑張って振り絞った結果、

緊張しないでリラックスして

という言葉しか出てきませんでした。そして、

うん。。。

とだけ言い残し試合に向かっていきました。

その後ろ姿を見ながら、もっとなにか、息子の為になるような、背中を押してあげるような言葉を言ってあげたかったなぁと「無力の母でごめん」と心の中で言っていました。

避けたいのは否定形の言葉

緊張感は、集中力も高まるし、パフォーマンスの向上につながると言われています。

でも、緊張感が高まり過ぎて耐えられなくなってしまうとプレッシャー、不安感、恐怖感などから、「練習ではできていたけれど、いざ試合ではできなかった」などパフォーマンスが低下してしまうことがあります。

その緊張している子どもにかけてはいけないのが

「失敗するな」

「負けてはいけない」

などの否定的な言葉です。親は過去に負けた時のことを引きずって、否定的な言葉をかけてしまう事がありますが、子どもには「負けている自分」「失敗している自分」を無意識のうちにイメージさせてしまいます。

つまり、親がネガティブなイメージを選手にさせてしまっているという事。

ネガティブな思考は選手のパフォーマンスを低下させてしまいます。なので否定的な言葉をかけることは避けた方がいいそうです。

  • 失敗するな⇒成功させよう
  •  練習さぼるな⇒練習は真剣にやろう

このようにポジティブな言葉で声をかけてあげると、子どもは大人の言葉を素直に受け取りやすいため、パフォーマンスの向上につながります。

私の息子もすごーく単純なので、きっと声掛けひとつでプレイに影響すること間違いなしです!

試合前にかけてあげたい言葉「緊張してもいいんだよ」

否定的な言葉は避けた方がいい事は分かりました。ではいったいどんな声をかけてあげたらいいの?

同じスポ少のママ友に聞きました。彼女は3人のサッカー少年を育てるベテランママさん。三男くんが息子と同じ年で、いつもたよりにしている方です。

息子がいつになく緊張しているみたいで。。。なんて声かけてあげたらいいか分からなかったの。

親の緊張も伝わっちゃったのかな。うちはいつも、「むしろ緊張してもいいんだよ。緊張は最高のプレイをする上で必要な要素だ。」と言ってるよ。

緊張してもいいの?

緊張するなっていったって緊張するものだよ。ある脳科学者が言っていたんだけど、緊張を受け入れることで緊張することは当たり前のこと、自分だけではないんだ、そして必要なことなんだと心から思うとパフォーマンスの向上につながるんだってー。

 

ママ友は自分の息子に緊張を受け入れるように声掛けをしていました。その三男くんはその言葉の通り、緊張を受け入れたのか、不安なく、いつになく集中してプレイしているように見えました。

ママ友いわく、子どものメンタルトレーナーは親だと言っていました。監督やコーチももちろんいろんな言葉をかけてくれているとは思いますが、親の一言も影響力が大きいのです。

緊張は味方です

  • 緊張したらどうしよう
  • 失敗したらどうしよう
  • 期待に応えられなかったらどうしよう

こうならないよう、気持ちをリラックスさせようとしてしまいます。実はこれが逆効果。緊張は抑えようとすればするほど緊張が大きくなってしまう性質があります。

緊張がなかなかおさまらないので失敗してしまう。。。と不安になり悪い方向へ進んでいく可能性も...

緊張のメカニズム

緊張とは、昔から存在する人間の防衛本能が関係しています。

狩りをして生活している時代、いつどこで猛獣に襲われるか分かりません。ふと見ると木の上に猛獣が目を光らせていることに気が付きました。この瞬間、脳は危険信号を察知して緊急発令を全身におくります。このときに、

体内で、ノルアドレナリンという物が放出される

脂肪や糖分といったエネルギーが血液中に吸収される

血糖値や心拍数を上昇させて体内の筋肉に血液を送る

これにより猛獣から逃げ切る為の最高のコンディションを瞬時に作りだす。

 

つまり緊張状態になると人間は目の前の危険を最善の形で処理しようとするのです。

緊張状態になると放出されるノルアドレナリンにはこんな効果が!

  • 集中力が高まる
  • 判断力が高まる
  • 記憶力が高まる
  • 身体能力が高まる
  • 学習能力の向上

ノルアドレナリンには、脳や身体的なパフォーマンスの向上の効果があります。

確かに、私も保護者会などで、代表として話す機会があったときに、「緊張=味方」だと思う事ではじめは緊張していたけど、始まると結構集中して話ができていたように思います。

まとめ

試合前の息子の緊張にあたふたしていましたが、調べたことで緊張は味方だとわかり、これからあらゆる場面で「緊張を味方につける」ことができそうです。

息子には、勉強面でも緊張してほしいと切に願ってしまいます。

そこは、やはり私の息子ですので、過度な期待はできませんが。。。

これで、もっと息子の試合が楽しみになってきました。

 

それでは。また。RUUママでした。