こんにちは。息子の所属するサッカーチームは、先日6年生最後の公式試合が終了し寂しさが徐々に押し寄せています。
「もうすぐ彼らはいなくなる」と思うと、子どもだけでなく、一緒に毎週のように大会や練習などで顔を合わせてきた下級生の保護者にとっても、しんみりします。そんな中、中学校でのサッカー進路についていろいろ聞く機会がありました。
サッカー進路ってなぁに?
6年生のサッカー少年たちとその保護者は、将来のビジョンを考え、中学生年代のサッカーをどのチームに所属するのかを考えています。
これから先、サッカーとどう向き合っていきたいのかによって進む道が見えてくると思います。
「子どもがサッカーに真剣に向き合っているなら、ぜひ親も真剣に考えてあげてください。」
あるサッカーチームのコーチの言葉です。
子どもが「プロになりたい」そして親も「この子には芽がある」と思っている場合は、クラブチームに行くという選択をする子が多いようです。
そして、子どもが「プロなんて無理だよ」そして親も「サッカーは趣味程度でいいよね」場合では、中学校の部活という選択をする子が多いです。
困るのが、子も親も「サッカーで食べていけるとは思っていないが、サッカーが好きで思いっきりやりたい」という進路に迷っている場合です。
親子で悩むサッカー進路。どんなサッカー進路があるのか調べてみました。
どんな進路があるの?
サッカーを続けるどうかもそうですが、続けたい子の場合は、選択肢として下記のような進路があります。
- 中学校の部活
- 街クラブ
- Jリーグ下部組織のクラブ
それぞれのメリット・デメリットについてみていきたいと思います。
1.中学校の部活
うちが通う予定の中学校は、まず田舎なのでサッカーの部員数が少ないようです。地域によっては廃部と言う噂も聞いたりします。幸い、他地域との合併でチームを組み、大会などに出場しているそうです。
田舎にはそんな地域の子どもの数の少なさやサッカー人口も部活に直結してしまうこともあり、中学からはサッカーをやらないという選択をする少年も一定数いるのも事実です。
そんな中学校の部活ばかりではありませんので、ぜひ自分の地域の中学校の部活の情報をOBなどに聞いたり、情報収集しておくことをおすすめします。
中学校の部活メリット
- 学校内で完結するので、人間関係・チームワークを築きやすい
- 学校の試験前には部休になるので、勉強に集中できる
- 先生は学校の先生であり、学校の態度も正される場合がある
- 熱心な先生がいると、練習内容や大会なども濃いものになる
- 初心者でも入部できる
中学校の部活デメリット
- チームメイトによって、強い・弱いが出てくる
- サッカー部の先生が急に異動という可能性がある(公立の中学校の場合)
- 夏に引退するので、高校でのサッカーするまで半年のブランクがある
中学校の部活を選択した保護者の声
うちの子は小学校で一緒のチームメイトと中学校の部活に入ると自分で決めてました。小学校・中学校と同じ仲間でサッカーをする喜びがあるようで、とっても楽しそうで以前より絆が深まったように思います。部活を選んでよかったなと思います。
小学校年代では、ベンチを温めていることが多かったのですが、上手い子たちがみんなクラブチームに行ったので、中学校サッカーでは11人という事もありレギュラーの座を獲得しました。試合に出る喜びを味わってさらに練習に熱心に取り組んでいます。
クラブチームのセレクションに落ちてしまい、中学校の部活しか選択肢がなかったので部活に入りました。部活の先生も初心者で、知識もあまりなく、練習量も少ない、チームメイトに初心者もいたりと、息子は物足りなさを感じてしまっています。街クラブへの移籍も検討中です。
2.街クラブ
地域によっては、街クラブという選択もあります。セレクションを実施しないクラブチームもあり、Jリーグ下部のクラブチームでセレクションに落ちてしまったという人も街クラブには入りやすいです。
この街クラブが全くないという地域もありますので、選択できるのならラッキーかと思います。部活に入る子よりはサッカーに熱心な子が多いようです。
街クラブのメリット
- チームによって特徴が違ったりするので、自分で納得してチームを選ぶことができる
- 街クラブでも全国大会に出場するチームもあり、結果を出せればスカウトもくる
- 退団しても移籍できる
- 沢山チームがある地域では、家から近い街クラブを選択できる
- 指導者が専門知識を持った有資格者が多く、指導方法が確立されている
- チームの運営は、クラブで運営しているので保護者の負担は少ない
街クラブのデメリット
- 沢山の街クラブがある場合、チーム選びを失敗してしまう可能性もある
- セレクションがない街クラブも多くいので、選手の数が多い可能性もあり、3年間試合に出られない人、練習場所が少ないため、練習内容が薄いという場合もある
街クラブを選択した保護者の声
うちは子どもがそれなりに熱心だったので、部活よりは街クラブの方がいいと選択しました。選手のレベルが息子に合っているようで、中学校は違っても、人間関係はうまくいっているようです。
セレクションがないので入りやすいが、選手の人数がかなりいて、練習場所が狭いため、レギュラークラスに入れなければ、練習がランニングなどの筋トレメインになっていて、もっと人数が少ないチームに移籍を検討中です。
指導法が息子にあっているようです。みるみる上達しています。
3.J下部組織のクラブ
J下部組織のクラブのメリット
- プロサッカー選手になるための近道
- セレクションを受けて入るので、レベルの高い環境で切磋琢磨できる
- 練習環境が整っている(芝生・ジムなど)
- 高校年代のユースに上がれる可能性がある
- 各年代試合数が多い(遠征も)
Jリーグ下部組織のクラブのデメリット
- セレクションに合格か、スカウト受けないと入部できない
- 高校年代のユースに昇格できなかった場合、公立高校や私立高校
- レベルが高く、挫折してしまう子もいる
- 遠征や合宿が多く、活動費用がそれなりにかかる
J下部組織のクラブを選択した保護者の声
入る時に、お金がかなりかかったが、高レベルな練習についていく為に努力している様子。プロを本気で目指している為、親も本気で応援したい。
これからJ下部組織を考えているなら、説明会には必ず参加した方がいいです。チームの指導方針を確認でき、費用などの気になることも質問もできますしね。親の会がなく、個人であちこち応援に行きます。
レベルが高く試合に出る機会も少なくて、モチベーションが下がってしまって、移籍を検討しています。
まとめ
中学生年代の我が子にサッカー進路は、親も一緒に考えなくてはいけないようです。まずは、我が子が「どこを目指すのか」を確認しておくことが大切です。
早い人は4年生になってから考えて、情報収集していると聞きました。地域などにもよりますが、セレクションは早いところだと、夏頃にあったりしますので、5年生のうちにある程度話し合いはしておいた方がよさそうです。
自宅・学校・サッカーチームなどの距離なども検討するにあたり重要なポイントになると思います。また、それぞれの練習会に参加してみたり、見学に行ってみたりチームを知ることで、ビジョンが見えてくるかもしれません。
成長期の中学年代、親子一緒に考えたいものです。
さて、我が家の息子はどうするんだろう。。。
聞いてみようかな。
それでは。また。RUUママでした。