ままらいふ

ママになって子育てで感じたことや、主婦目線の日常の知恵などを発信していくママブログ

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命の勉強。

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こんにちは。RUUママです。実は先月、お義父さんが亡くなってしまいました。
すごく優しくていつもハニカミながら笑っているお義父さん。病死でした。
その悲しみを覆いかぶさるように忙しさがやってきました。火葬や葬儀、そして二七日(ふたなのか)...。
小学1年生の息子は何となく理解できているように見えました。
泣いているお義母さんに
「大丈夫だよ。ジジは天国で見守ってくれているんだよ。」
と声をかけていました。でも年少の娘にはまだ理解できないらしく、「ジジはどこにいるの?」など探してみたり。。。どうやって教えよう。命のこと。変に嘘はつきたくないし。と思っていろいろ調べてみたら絵本で伝えているまたは教えている方もいて、早速図書館に行ってきました。

命についての絵本

大切な人との死別。その悲しみは当人にしかわかりません。どうやって向き合っていくべきか大人も子どもも分からないのです。突然降りかかってきた悲しみや寂しさを全て絵本では癒すことはできないかもしれませんが、子どもでも自然と受け入れられる絵本で、「死」や「生きる」という事について考えて、教えていきたいと思いました。RUUママの娘はもうすぐ4歳になります。ゆっくり読み聞かせました。

RUUママが借りてきた絵本

・「おじいちゃんのごくらくごくらく」
作:西本 鶏介  絵:長谷川 義史  出版社:鈴木出版

大好きなおじいちゃん。いつでも一緒にいてくれたおじいちゃん。「ごくらくごくらく」が口癖のおじいちゃん。入院してしまい、元気になって戻ってくると言ったのに病院からほとけさまの国に行ってしまいました。
大好きなおじいちゃんの「ごくらくごくらく」という言葉は「ぼく」にとって大切な合言葉。この言葉がある限り、おじいちゃんの事を忘れず、いつでもおじいちゃんと過ごした楽しかった日々を思い出すことができるというお話。おじいちゃんの口癖が「ぼく」の体に染み込むような触れ合いができた事がとても幸せな事なんだ、だからこそ悲しみも乗り越えられるんだと教える事が出来ます。
娘も絵本の「ぼく」を自分に重ねて、「ごくらくごくらく」とつぶやいていました。心に響いていたのか、読み終わった後は私にしがみついてきました。私もお義父さんを思い出していました。4歳の娘にも伝わったと思います。ほとけさまの国に行っても身近に感じる事ができるように、お義父さんの写真を飾っています。娘は「おはよう」と挨拶しています。その行動に私も悲しみを乗り越えていこう、向き合っていこうと思えてきました。


・「だいじょうぶだよ、ゾウさん」
作:ローレンス・ブルギニョン  絵:ヴァレリー・ダール  訳:柳田 邦男  

おさないネズミと自分の死期を悟った年老いたゾウが一緒に暮らしています。ネズミの心も成長していき、ゾウの死期を受け入れられるようになって、大好きなゾウがゾウの国に(死にに)行くのを助けるという悲しいお話。大好きなゾウの為にどうしたら本当の幸せなのか考えるネズミ。死を受け止めようとする健気なネズミが印象的なんです。
切なかったです。でもこれがゾウの望むこと。送り出すネズミの気持ちを考えると大人でも涙が出てきました。
絵本の絵も優しいタッチでお別れの時も穏やかな表情をしています。二人が相手を思い合う気持ちに涙しました。

まだ小さいからと死について何となくしか教えていませんでしたが、娘もこの絵本をだまって聞いていました。伝わったのかな。

 

大切な人を失うという事、会えなくなるという事、これから生きていく中で必ず経験します。会えなくても信頼で結ばれているという事を覚えておかなくてはいけません。そのことを子供達に伝えるにはとってもいい絵本だと思いました。
支え合って生きていくことの素晴らしさも学べると思います。

とっても切なくなってしまう絵本なので、同時に楽しい絵本も一緒に借りて読んであげましたよ。

 

それでは、また。RUUママでした。