こんにちは。RUUママです。先日またまた図書館に行って子供達の絵本を借りるついでに、自分の読みたい本も借りてきてました。「子どもを伸ばせる親のちょっとした習慣」若松亜紀さんという人が書いているのですが、偶然にも秋田県出身の方でした。何となく親近感がわいて手に取ったのです。気になっていた、子どもをほめ過ぎるとどうなるか。について書かれていたので書きたいと思います。
子どもをダメにする褒め方?
この本の著者の若松さんは幼稚園の先生をしていたようで、“いっちゃん”という女の子の事が書かれていました。このいっちゃんはとってもお利口さんの子のようで、
・「画用紙を渡すので並んでください」の「画よ」を聞いた瞬間に並んでいる。
・「お外に行きます。帽子をかぶって」の「おそ」を聞いた時点で帽子をかぶっている。
そんな子どもさんだったようです。お片付けもとっても早く、
「すごいね~、いっちゃんは。お片付けが上手だね」
「偉いね~、いっちゃんは。ほらもうこんなにきれいになった」
と大声で手放しでオーバーに褒めていたそうです。何故大声で褒めたのか、それは便利だったから。それを聞いた他の子たちも“負けまい”ととりかかってくれ、4歳児20人が散らかすおもちゃがあっという間に片付くという
「いっちゃんはすごいね~」
の魔法のような言葉をありとあらゆる場面で使っていたそうです。
ここまではよく見る風景のように思います。ただこの後、先生の褒められたいが為の行動だったと先生は知るのです。先生が見ていない所、先生がいない所、他の先生の時には、やらない。そのいっちゃんの中で「やる必要があるからやる」「やる気があるからやる」ではなく、「褒められるからやる」という意識になってしまったそうです。いっちゃんは“評価や誉め言葉を過剰に欲しがる子”になってしまったそうです。ほめ過ぎたせいだと若松さんは言っています。
4歳の娘を持つ母として、気持ちよ~くわかります。我が家の娘もほめると嬉しそうにニヤニヤしながら言われたことをこなすんです。そして、上のお兄ちゃんに聞こえるように褒めていたこともあります。そしてその兄もつられるようにお手伝いを始める。親の思うように動かすために便利に使っていたのかもしれません。反省です。
そして登園時も他の園児と会った時、よく一人の男の子が近づいてきて、
「これすごいでしょ~」
「見て見て~すごい?」
「これぼくのジャンパー、すごい?」
「~ちゃんよりすごいでしょ?」
と毎日のように行ってくる子がいます。「すごい」というまで必死に訴えてきます。これは私にだけではなく、他のお母さんたちにも言っているようです。朝の登園時間、娘との会話もままならないまま、さよならになってしまっています。若松さんの言っていた、“評価や誉め言葉を過剰に欲しがる子”なのかなぁと思いました。
じゃあどう褒めたらいいの?
若松さん曰く、褒めっぱなしではなく、質問をプラスするといいそうです。
「すごいね」「偉いね」「上手だね」だけでは褒めっぱなしで、あとには何も続きません。子どもは褒められて終わりになってしまいます。気づきも何も起こりません。
褒め+質問で褒めが100倍活かされると言っています。
「すごいね。どうやったらそうなったの?」
「偉いね。どんな工夫したの?」
「上手だね。どうやったらうまくいったの?」
こんな風に“褒め+質問”する事で本人が感じた成功のポイントを引っ張りだすことができるそうです。
RUUママ:「今日は朝ゆっくりできるね。どうしてかな?」
息子:「えっと、起きるの早かったからかな」←(自分なりの成功ポイントを考える)
RUUママ:「へぇ、だからか。あとは何か工夫した?」
息子:「う~んと、時間割昨日のうちに揃えた。]←(質問を繰り返すうちに真相にせまる)
息子が自分で時間割を昨日のうちに揃えた事など忘れていたのですが、質問され思い出し「そういえば...」と自分で気が付きます。自分で気が付くとやる気になるようで、「やりなさい」と言われてやっていた時よりも、自分から進んで準備をするようになっています。見ていなくてもやっていました。←すごい進歩!(^^)!
出来て当たり前の事を褒めるという事に気が引けていたRUUママですが、成功ポイントを子どもに気付かせる、考えさせるという事は本人が次に活かせるのです。自分で気づかないと成長しないと思います。
“褒め+質問”やってみるとそんなに難しいわけでもないので、どんどん使っていきたいと思います。
知って良かった。これサッカーにも使えるかも。。。
それでは。また。RUUママでした。