こんにちは。RUUママです。
先日、懐かしい友人からメールをもらいました。久しぶり過ぎてビックリ!(^^)!独身時代に前職場で出会い、お互い結婚してからは職場も変わりなかなか会えずに数年が経っていました。毎年年賀状をやり取りしていて元気を確認していたのです。
懐かしいなぁとメールを見てみると、「聞きたい事があるの。実はだいぶ前から不妊治療始めていて、いろいろあり話せば長くなるから省略するけど、不妊治療で大学病院への転院はどうやったの?」でした。
私は不育症で大学病院に通っていました。不妊症と不育症は違うのですが、気持ちが痛いほど伝わってきて私も辛くなりました。私が知っている事はすべて教えてあげたいと思っています。
結婚したら子供はできるものだと思っていました。
息子が生まれる前に3回の流産を経験しました。
それはそれはショックで、赤ちゃんに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。どうして私だけ?と何度も何度も思ったものです。子供が生まれるという事は当たり前の事ではないと痛感させられました。
一般的に15~20%は自然に流産するとされています。偶然2回連続して流産する確率は、2~4%と低くなり、3回流産する確率は0.3~0.8%と何かの原因が疑われます。当時は2回の流産だとあり得る確率なので、3回流産しないと詳しい検査ができませんでした。
きっとお願いすればできたのかもしれませんが詳しい検査があることや不育症の存在すら知りませんでした。本当に無知でした。ただただ、赤ちゃんを失った絶望感で辛かったです。
3回目の妊娠では絶対に生めると信じていました。
流産する確率だって少ないし、安静にしていれば大丈夫だろうと入院までしました。それでもやはりダメでした...。担当医師に習慣流産の説明をされました。「検査は大学病院で」とのことだったので、紹介状を書いてもらい詳しい検査をすることにしました。でも、体の回復や気持ちの整理がつき、落ち着いてから行くことにしました。(時間かかります...)
当時は助成金などはなく、検査の金額も高額でしたが、そんな事は言ってられず検査をしました。大学病院では、不育症と診断されたとしてもそのうち80%の方はその後出産できていると医師が教えてくれました。
そして不妊外来にはたくさんの患者さんであふれていました。不妊外来にこんなに来ているなんてびっくりでした。不妊外来だったのでもちろん妊婦さんはいないので、少し気が楽だったような気がします。
検査の結果は、抗リン脂質抗体症候群ではないかと診断。
流産の原因はこれだったのです。血液凝固系の不育症。
原因が分かっただけでもすごいと言われました。検査をしても原因が分からず、妊娠を恐れてしまう方もいらっしゃるそうです。正直このころは、精神的にもまいってしまっていて、妊婦さんをみるのが辛かったです。
自分が生んであげられなかった子供たちに申し訳ないと自分をせめてばかり。自分が女性としての価値もないのではないかと...。原因が分かり治療をしましょうという矢先、妊娠発覚。血液サラサラにする事を目的に小児用バファリンという薬を飲みながらどうにか、心拍確認、妊娠継続。無事出産。
不育症と不妊症どちらも辛い。
心ない言葉に傷つき、体力的にも精神的にも。。。慰めようとして言ってくれている言葉でも突き刺さる時もありました。もしこの記事を不育症の方が見ていたら、「自分は生んでいるじゃない」って思うかもしれませんが、今、子供が元気に生活できている事も生んであげられなかった子供達がいたからであり、忘れた事などありません。不育症の辛さも薄れることなどありません。
当たり前の日々に感謝する気持ちを持ち続けたいです。
今は検査も助成制度があるみたいで不妊や不育でも検査の費用の負担は楽になっているようです。世間も認知してきているようですね。
久しぶりに連絡をくれた、私を頼ってくれた友人が元気な赤ちゃんを抱ける日を信じて私にできる事をしていきたいと思います。
それではまた。RUUママでした。